top of page
執筆者の写真TAのおばちゃん

~自分で考えて行動する力~

更新日:2020年1月29日

私は学習教室をしていますので、お母さん方との懇談で「賢くなってほしい」という言葉をよく耳にします。

いわゆる成績の良い子は「賢い」と一般には表現されますが、学校の勉強がよくできる子が賢い子だとすると、その賢い子は全員社会人として適応していけるのでしょうか?

(現行の入試制度や教育環境を考えると話が複雑になりますので、どんな大人に育って欲しいか、という観点で私の意見だと思っていただけると助かります。)

テストの点がいい、偏差値が高い、というのは「知能」が高いと言えると思います。でも、本当の頭の良さ(賢さ)は「自分で考え行動する力」が備わっていることだと思うのです。

自分で考えることができるということは、人の意見に流されることなく、本質を見極め、必要なことは他人の助言も取り入れることができます。

それは、「何かに挑戦したり、問題を解決したり、変化に対応したりする力」でもあると思います。

これが「生きる力」に繋がります。教室に通ってきてくれる子ども達には、この力を獲得してほしいと日々願って指導しています。

その一環として今年は「交渉力を養う」と言うことを教室の課題にして一年間取り組むことにしました。

TAハッピーカードではステージ5に当たりますが、どの年齢でも大切なことです。「交渉力」というのは、どんな風に自分の考えや希望を伝える方法があるのかを学ぶことです。「交渉」する力を付けることによって、必要な時に、必要な人に相談することができます。自分の中で、できないと諦めてしまったり、親(相手)には「はい」と返事だけして言うことを聞かなかったりすることもなくなると思います。

人に意見を聞いてもらうという経験と自分の思ったことを実行し、成功していく少しずつの成功体験が、自信につながります。

そのために、私達スタッフは「心理的安心・安全な場所」で子ども達の意見に耳を傾けることに注力します。まず意見を聞いて、実行できることは見守り、失敗したら次はどうするかを一緒に考えていきます。

そうすることによって自己肯定感が高まり、また挑戦してみる力が湧きます。人間には本来、向上心が備わっています。その力を信じ、子ども達の可能性を信じることが一番大切なことだと思っています。

先日終わった中学受験でも、向上心に自分で気が付いた小学校6年生の女の子が「やる!」と決めてからの集中力は素晴らしいものでした。子供は心に灯が付くと本気の目になります。その目を信じて一緒に頑張りました。実際ぎりぎりだったので、ハラハラした一面もありましたが、力が出るのをずっと待ち続けて良かったと思っています。もちろん、見事に合格しました。

ご家庭でも、子供の意見に耳を傾ける習慣をつけて頂きたいと思います。

発達の課題や傾聴、人間の向上心について興味のある人は、ぜひハッピーママの会にご参加くださいね。

楽しくTAを学びましょう。ご参加お待ちしています。














閲覧数:38回0件のコメント

最新記事

すべて表示

تعليقات


bottom of page